FIT終了後の太陽光発電に期待してはならない
こんにちは。
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前回記事もたくさんの方に読んでいただき有難うございます。
恐らく、半数以上の方には共感して頂けなかったと思います。
せっかく苦労して土地を見つけて、金融機関に大量の資料を提出の上、融資打診して
OKをもらって、工事着工して連携して初めて売電金額が振り込まれた時の嬉しさは
僕も良く分かります。問題やトラブルが多ければ多いほどその感動は格別です。
「苦労して造った俺の発電所をたった5年で売れるかっての!!」
はい、お怒りごもっともです。。
「再エネは国の主力電源化するのだから太陽光発電所は安泰でしょ??」
はい、その通り国の主力電源化をめざすのですよね。
太陽光発電は、小規模太陽光(10-50kW)は、太陽光発電協会(JPEA)で検討中の「評価ガイド」の活用によるメンテナンスの適正化、セカンダリー取引環境の整備を進める。小規模の将来像は、地産地消電源としての活用。大規模の将来像はコスト競争力が特に高い大型電源として市場売買で活用する。総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会/電力・ガス事業分科会 再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会資料より
しかし当然太陽光パネルも寿命があります。永遠に発電できる訳ではありません。
おおよそ個体差はありますが、具体的なイメージでいうと
発電開始から21年~25年目までは
①電気自動車や蓄電池と組み合わ せることなどにより自家消費をすること。
②小売電気事業者やアグリゲーターに対し、相 対・自由契約で余剰電力を売電することが基本となる。 同委員会資料より
細々と自分で消費するか、安い価格で売電を続けるしか方法はありません。
そしてわずかな売電金も税金とメンテ代でほぼ消えます。
技術革新で今より3倍の発電効率のパネルがもし発売されても安直に交換できる
ものでは無い可能性が高いです。(架台の老朽化やパネル自体の価格が高ければ)
そして25年~30年目のいずれかのタイミングで大金をかけて解体・撤去する事にな
ります。 私なら捨てるものに大金なんて掛けたくありません。←ケチ
自己資金回収したら高く売れるうちに売って、もっと事業性の高い分野に金を
回します。
で、前回言ってた野望ってなに?
あ すみません。。書き忘れてました。。。( ;∀;)
次回に続きます。
太陽光発電所は5年で売れ!?
こんにちは。
前回の記事のアクセスが多くて驚いております。有難うございます(#^^#)
やはり皆さんFIT後の事業運営の仕方に悩まれているみたいですね。
僕も実は迷っています。(笑)
ですが、今回は僕が考えている太陽光発電の出口戦略についてお話したいと思います。
結論から先に言うとタイトルにもありますが
「太陽光発電所は5年で売れ!?」です。
はぁ?何言っちゃってんの?って方は回れ右でお帰り下さい(笑)
あくまでここから先は僕の独断による提案なので興味のある方のみご覧ください。
なぜ20年間も保証されている権利をたった5年で売却しなければならないのでしょうか
ケーススタディとして以下の条件で試算してみましょう。
◎所在地 関東地方(東電管内)
①購入価格 土地300万+設備その他込1700万 合計2,000万円(税込)現金購入
②発電容量80Kw
③年間発電量 90,000kwh
④発電単価27円
⑤年間売電金額 約260万円(税込)
【上記条件で20年間運営した場合】
・20年間の収入金額 約4,600万円(発電効率年間1%ダウン)①
・20年間の支出金額 約170万円 税金(土地+設備)②
約260万円 メンテナンス(月1万円+保険含む)③
約48万円 パワコン電気代(月2千円)④
約270万円 パワコン交換9台(30万円×9台)⑤
約75万円 解体・撤去費(設備1500万×5%)⑥
・投資金額 約2,000万円 ⑦
・20年後の売却金額 約0円 (田舎の土地は売却不可)⑧
収支合計 約1,777万円(①-②-③-④-⑤-⑥-⑦+⑧)
【上記条件で5年間運営した場合】
・5年間の収入金額 約1,270万円(発電効率年間1%ダウン)①
・5年間の支出金額 約78万円 税金(土地+設備)②
約65万円 メンテナンス(月1万円+保険含む)③
約12万円 パワコン電気代(月2千円)④
約0万円 パワコン交換9台(30万円×9台)⑤
約0万円 解体・撤去費(設備1500万×5%)⑥
・投資金額 約2,000万円 ⑦
・5年後の売却金額 約2,600万円(利回り約10%)⑧
収支合計 約1,715万円(①-②-③-④-⑤-⑥-⑦+⑧)
ザックリなシミュレーションですが20年間頑張って運営した場合の収支と
5年でサクッと売却した場合の収支の差額はたったの62万円??
(融資を受けて場合はおそらく金利分で逆転します。)
まぁ別に6年でもいいのすが、何故5年で売却かっていうと、
あと2つ理由があって鋭い人は分かってると思いますが
①譲渡税が安くなる → 割愛します。(詳しくはググって下さい)
②融資が付きやすい → 15年返済可能です。もっと言うと中古は発電実績があるので
銀行も貸しやすい。
中古の太陽光発電所はだいたい利回り10%前後で売りに出されてますし、あながち
まったくの夢物語では無いって事がお分かり頂けたのではないでしょうか?
じゃあ利益確定したらどうするのかって?
次回更なる僕の野望に迫ります(笑)
乞うご期待!
太陽光発電所の「すでに起こった未来」とは
こんにちは。
今日も晴天ですね。
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これだけ晴天だとメーターが物凄い勢いで回転してるのが目に浮かびます。(#^^#)
一基目を連携したのが5月だったので、当時はメーターが回ってるのを飽きもせず眺め
ていた事がありました。このメーターが一回転する度にお金が生まれるのかと。(笑)
有難いかぎりですね。(^^♪
さて、前回のブログで30年後を想像してくださいとお願いしましたが
ご自分なりの将来が想像できましたでしょうか?
30年分老いた自分と、老朽化した発電所を思い浮かべ暗澹たる気持ちになってしまった
方や、自分なりの出口戦略を漠然と思い浮かんだ方もいらっしゃると思います。
「30年後の発電所がどうなっているかなんて知ったこっちゃないね」
ええ それでも良いでしょう。なぜなら僕らは1年後すら正確にはわかりませんので。
しかし、「すでに起こった未来」は手に取る様に分かります。
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自分が老いていく事と、日本全国に無数とある老朽化していく太陽光発電所。
これは「すでに起こった未来」ではないでしょうか?
「すでに起こった未来」に備える方法は千差万別、人それぞれで正解はないかもしれま
せんが、恐らくこれが一番シンプルなのではないかと僕なりの結論があります。
ちょっと長くなってしまったので次回に続きます。
勿体ぶってる訳ではありませんが、ここを理解いただいた上で結論を見ていただきたい
ので。すみません。。
太陽光発電所の台風被害より怖い事
こんにちは。
今日も暑いですね。。
太陽光発電家としては、とてもとても喜ばしい事です。(#^^#)
振り返って昨年の8月は雨が続き、シミュレーション比80%~85%と惨敗でした。
自然が相手なのでコントロールができません。
昨年の8月が3か月も続いたらかなり厳しい状況に陥ってしまいます。( ;∀;)
そこで今日は太陽光発電所の運営上の怖い事について書きます。
太陽光発電所を運営する上で、最初に思いつく事はまず自然災害ですが、
実はもっと怖い事があります。
想像してみてください。30年後を・・・。
FITはすでに10年前に終了し、皆さんは今よりも30年老いています。(当然ですね笑)
そこに有るのは、経年劣化で発電量の落ちたパネルと老朽化した架台、そして広大な
田舎の土地です。KWh単価7~8円で細々と売電するにしてもメンテナンスはしないと
いけませんし、高齢者になって自分で草刈なんてとてもできませんのでメンテナンスを
丸ごと委託するしかありません。そうなると売電収入の大部分がこのメンテ代に消えて
しまいます。可能性として最新式のパネルに交換して発電量をUPさせる方法もありま
すが、大きなコストを払ってまでそこまでするでしょうか?
ポイントは自分が高齢化してるって事です。もしかしたらFITが終わらない内に他界し
てしまう事だって十分可能性があるのですから。そうなった場合発電所は残された家族
に相続されるのでしょうが、運営を続けてくれるかどうかわかりません。(案外メン
テナンスは面倒くさい)子供は子供で自分の仕事を持ってるでしょうし、近隣に住んで
いる保証はありません。
では、発電事業から撤退する場合はどうでしょうか?老朽化した設備は解体・撤去が
可能ですが、田舎の広大な土地は捨てる事ができませんし、田舎の調整区域の土地は売
るに売れませんので、永遠に固定資産税を払い続けなければならなくなります。( ;∀;)
もちろん出口戦略をキチンと考えている方も多いと思いますが、
最近やたら最後のチャンス!最後のチャンス!と目先の収入のみ着目して、煽る業者も
多いですので注意しましょう。(#^^#)
で、解決策はないの?という方に朗報です。
次回このブログで解決策の一つをご提案します。
解決策ってなに??って方はブログのサイドバー上部のブログ応援バナーを
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台風20号被害と3号基完成!!
こんにちわ。
台風一過ですごい晴天です。
台風被害でこんな映像に肝を冷やした発電家は僕だけではないと思います。
施工不良が原因らしいですが、他人事ではありません。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
しかし暑いですね。僕の住む埼玉県でも35度を超えています。
うちの子供2人もスプラトゥーン2とYouTubeに夢中で外に出歩きません。
まぁこの暑さで遊びに行かれても心配ですから、いいのですがね。(#^^#)
そんな僕はウィルキンソンレモンで乾杯です。
さて、ちょっと前に3号基のゴタゴタを書きましたが、今日はその続きです。
無事に近隣からの反射光問題をクリアして、着工した我が3号基は27円物件ではあり
ますが、当時(約2年前)ではまだ珍しい1.5倍超の過積載物件です。
ダブル、トリプル過積載が流行る前のまだマイルドな積載量ですね。
土地が東西に長く南北に短い短冊のような土地に目いっぱい詰め込んだようなレイアウ
トで列の間隔が短めですが、10度傾斜にして影が干渉しない様に配置しました。
ここで以前からの懸案になっていた工事車両の駐車場問題が頭をもたげてきました。
近隣の幼稚園に空いている駐車場を貸してもらえないか交渉しましたが、あっさり
と断られ、南側の私道にはOさんが目を光らせています。
もう八方ふさがりで頭を抱えてしまいました。(-_-;)
どこか気前よく土地を貸してもらえる方は居ないものか・・・
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・そうだ!
もしかしたら貸してくれるかもしれない!!
近隣挨拶用に買っておいた洗剤を持ってお願いに上がった先は・・・
この土地の「売主様」でした。実は売主様は予定地のすぐそばにお住まいで尚且つ
4トントラックなら3台は止められる広い庭を持っていました。
僕は置かれている状況を素直に説明してご協力をお願いしたところ、ご快諾いただけて
何とかこの理不尽な駐車場問題は解決できました!
もっと早くお願いすれば良かった。
そんなこんなで工事が無事着工して予定通りの工期で完成する事ができました。(#^^#)
あとは連携だけです。
次回に続きます。
太陽光発電の経費再考あれこれ
こんにちわ。
先日太陽光発電所運営の経費について書きましたが、
この投稿の後、経費についてよくよく考えてみました。
結果僕は甘かった事に気が付きました。←遅い
先日費用の定期報告をやっと提出しましたが(本当にギリギリでした)笑
その中でも必須項目でしたが以下が義務付けられました。
廃棄費用(撤去及び処分費用)に関する報告義務化について(周知)
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/dl/announce/20180731.pdf
これってどうなんでしょうか?
当然ですがFITが20年で終了しても、設備自体はまだまだ十分稼働できますので
20年経過以降も発電し、細々と売電(7~8円/kw位か?)は可能だと思います。
いつまで売電可能かは設備自体のクオリティによりますが、永遠に稼働することは
不可能です。ってことは何時かは解体・撤去が必要になるのでこれは立派な経費です。
では金額的にはどれだけ掛かるかと言うと、まだはっきりした金額ではありませんが
設置費用の5%と言われています。
仮に設置費用が1500万円だとすると75万円ですか。。。
25年で解体・撤去となると一基あたり3万円/年で月々2500円です。
まぁ月々にすると大した金額ではありませんが、まったく準備をせずにいきなり
75万円となると厳しい・・・複数基となるとヤバいレベルの出費になります。
パワコンの交換費用は割とメジャーな経費なので(それも忘れてたw)
想定内の方も多いかと思いますが、こちらも新品に交換で一台あたり20万~30万円
(工事費込み)で仮に9台だとして270万。部品交換で一台5万~10万円
同様に9台で90万円です。交換時期を15年と仮定して新品で月1.5万円、部品交換で
月0.5万となるわけですね。
これらは予め分かっている事なので今のうちからコツコツ積み立てておかないとです
ねー。(#^^#)
と言う事で僕は一基あたり月に1万円積立てます!(ザックリですね笑)
次回に続きます。
太陽光発電所の経費削減について結果検証は?
こんにちわ。
前回PCSの供給電源を東電からエコスタイルに変更したお話をしましたが、今日は
その結果検証をしたいと思います。
一号基 55kw
発電量 6,454kwh 稼働日数31日 → 2,123円(29年)
発電量 7,978kwh 稼働日数30日 → 1,877円(30年)
単純比較で246円の節減しました!!
まぁこれは単月の比較であって年間通してみないとはっきりとは言えませんが、効果は
あったのではなかろうかと勝手に思い込む(笑)
シミュレーションよりは少なく感じますが、長い目で検証していきたいと思います。
次回に続きます。